INTERVIEW
代表取締役 杉目 昌康
INTERVIEW
代表取締役 杉目 昌康
大手スーパーの鮮魚部門に30年勤務し、異動のタイミングで退職し、にっぱん水産に転職。
40年以上魚に携わってきたプロフェッショナルとして、2017年ににっぱん水産の社長に就任。
会社の社員の育成はもちろん、広い視野で日本の水産業を世界基準にする為、生食に限らない、魚の美味しい食べ方、魅力を若い人から年配の方まで、広く伝えていきたいと語り、未だに仕入れで魚を選んでいる瞬間が最高の楽しみと笑顔で語る根っからの魚好きである。
主にどういったものを加工していますか?
マグロ、白身、アジや光り物をドレス・三枚卸し・ネタ切り等に加工。
特にコハダは当社で職人が酢〆加工をしています。
メインは寿司ネタでしょうか?
コロナ禍の現在は寿司ネタ中心ですが、コロナが終息すれば煮魚、焼き魚、天ぷら・フライまで幅広く対応していきます。
親会社に以外に事業展開する予定はありますか?
以前は実施していましたが、現在は行っておりません。
親会社以外の残り10%は、協力会社へ提供しています。
若者の魚食低下への対応策として考えている事はありますか?
生食魚の消費はあまり落ちていません。
落ちているのは煮魚や焼き魚です。
その為には寿司や刺身はもちろんですが、魚そのものに興味を持ってもらえるように全国の珍しい魚や食べ方を提案していこうと考えています。
御社で働くことの醍醐味を教えてください。
小さい会社なので各自の裁量が大きく誰でも会社への提案ができます。
水産仲卸会社ですが親会社にっぱんの商品部のような位置づけなので、福利厚生などは整っていて安心してもらえると思います。
求めている人物を教えてください。
お客様に美味しく食べてもらえるようにしたい、なぜこの魚をすすめるか、この食べ方を提案しているかを説明できる・しようと思う方、その為に努力できる方ですね。
御社の年齢層を教えてください。
今は30代が多いですが、年配の方も多いです。
これからの水産業界を担う気概のある方、何にでも興味を持つことができる人がもっと増えればうれしいです。
前職は何をされていたのですか?
2010年ににっぱんに入社する前は、スーパーの魚部門で30年勤めていました。
最後の10年は仕入れ部門で700億くらいの売り上げに関わる責任ある仕事を任されていました。
大手なので異動があります。
既に水産の最高責任者だったため、他の部門にいく打診があり、そのタイミングで退職して、転職をしました。
異なるところとしては、スーパーはお客様が家で食べる物なので食べ易さや手ごろな価格が求められていました。
今は手ごろな価格も大切ですが、わざわざお店に食べに来て頂く為の工夫が必要になってきます。
品質もいつもとは違うレベルが求められていると思っています。
未経験者へのアピールポイントはありますか?
包丁の使い方から、魚の買い方まで教えるので、買付から加工までを経験できます。
寿司を握る事しかできなかった親会社の社員も、今は買付の仕事をしています。
魚を仕入れて、捌いて納めることができるので、魚の全てを学ぶことができるのでそういった楽しさがある業務内容です。
更に希望があれば寿司の握りを覚える事も可能です。
島国である日本にとって、日本近海で獲れる魚は大きな財産であり、今後も未来に紡いでいくべきものであると考えています。
近年日本でも生活様式やライフスタイルの変化があり、日本の食文化の中で、魚が占める位置にも変化が出てきています。だからこそ、この仕事は魚の価値や魅力を多くの人に伝える大きな醍醐味があります。日本の食文化を支える誇れるものです。長く未来にこの日本の魚文化、食文化を若い人と一緒に紡いでいくそんな仕事を共にしていきたいと考えています。40年この魚に携わる仕事をしてきていますが、2度と同じ魚に出会うことはありません。一期一会の中で、最良の選択をし、お客様に喜んで頂く為に最善を尽くす。そんな思いでお客様の笑顔の為に一緒に頑張っていただける方からのご応募をお待ちしています。