INTERVIEW
部長 佐藤 保憲
INTERVIEW
部長 佐藤 保憲
親会社であるにっぱんの寿司店である、「魚がし日本一」の関西一号店のオープンに尽力。関東と関西の文化の違いに戸惑いながらも、魚の目利き以外の部分でも、販路の拡大、取引業者の確保など大きな力を発揮。大好きだった魚を直接取り扱う為、にっぱん水産へ異動し、部長として社長を支え、社内のメンバーを支える縁の下の力持ち。美味しい魚の事や美味しい食べ方を若手社員と話せるようになれたらと屈託のない笑顔で語る。
主な担当業務を教えてください
買付がメインです。
私ともう一人のバイヤーで日毎に豊洲に買付に行っています。
仕事の楽しさと醍醐味はなんですか?
競り場での値段交渉が醍醐味。
売り手は大量に売りたいので、なるべく多く買う方が安く新鮮な魚が手に入ります。
業者と交渉し全てのケースを買うこともあり、本日の目玉の魚種として店舗へ出荷することもあります。
また、自分で「これだ」と目利きをした魚をお店に提供し、お客様の好評を得られた時も嬉しいですね。
印象に残っている仕事はなんですか?
物流加工センターの移設です。
当初は住宅街に物流加工センターがあり、ほぼ全ての商品を自分達で買付・管理・配送していましたが、それをグローサリー品を中心に大手問屋に委託し、自分達は魚介類を中心に買付・在庫・加工・出荷するようになり、より専門性を高めることができた事です。
達成感を感じた仕事はなんですか?
魚がし日本一の関西一号店の立ち上げに関わったことです。
関西初出店の為、取引している業者がいませんでした。
現地に行って業者と交渉を密に行い関東とそん色ない鮮魚等を仕入れてオープンすることができた時に達成感を感じました。
その後は、よりよい商品を提供できるように何度も関西に行き業者と商談を行いました。
商談時には関東との商文化や食文化の違いを感じることもありましたが、お客様により良い商品を提供できるように粘り強く商談を行いました。
買付以外の部分に携われることもポイントですね
魚以外のワサビや醤油などの食材や店舗で使用する消耗品についても商談をするので、そういった部分に興味を持ってもらえる人に入ってもらえたら嬉しいですね。
社長と同じで好奇心が旺盛で、チャレンジのできる人を求めているんですね
それは大事ですね。
自分は外食産業を未経験で入社してすぐにバイヤーになりましたので、当初は戸惑うことも多かったです。
もともと、魚と寿司が大好きだったので様々なことに興味を持ち、困難なことでもチャレンジいたしました。特にバイヤーという職種は新しいものに触れる機会も多いので好奇心が旺盛な方が向いていると思います。
日本では冠婚葬祭であたりまえに寿司が出てくるような食文化であります。それに携われることに誇りを持てる人材を求めています。
それと寿司と魚が好きであることが絶対条件ですね。
元々はにっぱんに入社されたんですか?
そうです。
2002年に親会社である株式会社にっぱんに入社して、にっぱん水産株式会社が設立されたときに転籍いたしました。
にっぱんの前は水産業関係ですか?
全然関係なくて、元々は音楽をやっていました。
楽器メーカーに勤めながら音楽活動をしていました。
2002年に区切りをつけて就職活動をしました。
その時ににっぱんと知り合ったんです。元々魚が好きで海の近くで育ったことが大きかったと思います。
上手く業務内容と魚好きがフィットした感じですね
最初は市場に連れて行ってもらっても何もわからなかったですね。そこから少しずつ勉強して、成長していった感じですね。
未経験から水産業に入りたいと思っている人に対して
自分が株式会社にっぱんの求人をみた時には「マグロ買いませんか」の文字に興味を持って問い合わせをいたしました。
にっぱん水産株式会社の外販購買部は、魚好きにとって楽しくてやりがいのある職場で、やる気がある若手をサポートする環境も整っています。
魚に興味と情熱さえあれば未経験の方でも自分のようにプロのバイヤーになれますので一考してみてはいかがでしょうか。
日本は魚が文化の中に根付いており、食生活の中にも脈々と受け継がれています。
だからこそ、若い人でも魚を扱う仕事に興味を持っている方は多くいるはずです。
そういった人が少しでもこういった仕事に携わってくれると嬉しいと思っています。
若手の入社、そして成長を何よりも楽しみにしており、自分の持つすべての知見や技術を余すことなく伝えるつもりです。
一般の人が知りえない美味しい魚の事やその美味しい食べ方を自分たちだけではなく、それ以外の人にも広く伝える役割を担っているので、会社としても発信にもっと力を入れていきます。
その為にも若い人の力は絶対に不可欠です。
魚好きだと自信をもって言える人と一緒に働きたいと思っていますので、ぜひ話だけでも聞きに来てもらえればと思います。